校長先生からのメッセージ(3月)

2023/03/03

校長室

『何のために学校がある?』

学校は何をするところ? 何のためにある? と問われたとき、どのように答えるでしょうか。将来のために勉強する場、学問によって身を立てるための場、自己実現の場・・・などと答えることができるかもしれません。そして更に、三育では聖書の教えを通して、一人一人が成長するために学ぶ場、と答えることができます。

三育が目指す教育がどのように子どもたちに伝わり、意識されているのかを確かめたいと思い、卒業を間近にひかえた6年生にインタビューしてみました。

質問:「あなたにとって三育小学校はどんな存在ですか?」「自分にとってどんな意義がありましたか?」

答え:

「神様とつながり、神様と近づけた」

「心の支えとなる聖書を学べた」

「終末と言われる時代に神様の存在を知り、再臨を信じることができた」

「神様を第一にすることでみんなと仲良くなれたり交われたりした」

「これからも生きていく上で大切にするべきものを聖書から学べた」

「自分を自分のまま認めてくれた、ありのままでいいと思わせてくれた」

「同じ信仰と価値観をはじめて共感できた」

「友だちと神様と深く交われた」

「友だちと先生が大切な存在」

「ここで学んだ英語や音楽、聖書を、これからも活かすことができる」

他にも答えてくれた人がいますが、どれも深く自信に満ち、多くの児童が聖書や神様についての答えでした。だれもが即答でした。そして、私自身が励まされた答えでした。今年も予定されている卒業祈祷週では、もっと詳しく、深く、6年生が語ってくれることでしょう。

今世界中の様々な分野でSDGs(持続可能な開発目標)が取り組まれており、教育の分野でも教科書や教材で扱われています。最近読んだ本にもSDGsがべースとなった考え方「教育や学校は平和のためにある」「教育や学校において誰一人置き去りにしない(Leave no one behind)」といったフレーズがありました。(参考:『子どもたちに民主主義を教えよう』あさま社)

歴史上、かつて日本もそうであったように、教育や学校の目的が、全体主義や戦争に導くために存在し、悲しい歴史として刻まれてきたことがありました。現在も戦争をしている国々では、それが続けられているかもしれません。

世界中の多くの学校が平和教育を取り入れ、教育活動やカリキュラムの一つとして取り組んでいます。しかし今、「学校が平和のためにある」といった考え方を多くの教育の専門家や関係者が述べています。私たちの学校もそのようでありたいと思います。

先のインタビューの答えにあるように、平和の基である神様の存在を知り、尊び、神様の言葉(聖書)から多くを学んだ6年生たちは、世界に通用する人物であり、世界で活躍する人物となると言っても過言ではありません。彼らの将来が楽しみです。そして、試練や困難の時には神様の助けによって乗り越えていくことを知っている彼らの姿はとてもたのもしいです。

卒業していく6年生の将来のためにみんなで祈り、応援していきたいと思います。

「あなたの御言葉(聖書)は、わたしの道の光、わたしの歩みを照らす灯。」詩編119:105

ご家庭の上に神様からの祝福が豊かにありますようお祈り致します。

校長 小原義信

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